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いぬの
飼い主さまへ

愛犬と過ごす時間。その一日一日が、飼い主さまとワンちゃんにとってかけがえのない時間です。私たちは、ワンちゃんの健康を守るだけでなく、飼い主さまが安心して楽しく過ごせるよう、サポートすることも大切にしています。健康管理やしつけ、不安なことなど、どんな小さなことでもご相談ください。大切なご家族と幸せな時間を1日でも長く過ごせるよう、全力でお手伝いします。

私たちが大切にしていること

じっくり、しっかり診る

ワンちゃんの健康状態を正しく把握するため、飼い主さまのお話をじっくり聞き、視診・触診・検査を組み合わせて総合的に診察します。

ストレスを最小限に

  • 犬・猫の入り口を分け、動線を分離
  • 予約システムでクリニックでの
    滞在時間を短縮
  • 痛みやストレスに配慮した
    入院・手術管理

病院を怖がらせない工夫

病院が苦手なワンちゃんの負担を減らすため、短時間で適切な診断ができるよう、日々技術を向上させています。治療は一方的に決めず、飼い主さまと相談しながら進めます。

飼い主さまのサポートも大切に

飼い主さまの不安や疑問に寄り添い、相談しやすい環境を整えています。送迎・往診・オンライン相談(※予約制)もご利用いただけます。

年齢ごとのケア

犬の年齢に応じて、必要なケアや予防が異なります。パピー期からシニア期にかけて、それぞれのライフステージで適切なサポートを行うことが、健康で長生きするための鍵となります。

性 格

子犬(パピー犬)は、好奇心旺盛で、急速に成長する時期です。
この時期に適切なケアを行うことで、健やかな成長を促すことができます。

子犬(0〜1歳)のケアと
注意する病気

●ワクチンと予防接種

必要なワクチンを接種して、感染症を防ぎます。

●健康診断

成長に合わせた健康チェックを行い、異常がないか確認します。

注意する病気

  • 伝染病
    (パルボウイルス、ジステンパーなど)
  • 膝蓋骨脱臼(特に小型犬)
  • 寄生虫(ノミ・ダニ、フィラリア)
  • 先天的な病気

性 格

成犬は、体力や健康が安定している時期ですが、引き続き健康管理や予防が大切です。
愛犬が長く元気に過ごせるように、以下のケアを心がけましょう。

成犬(1〜7歳)のケアと
注意する病気

●定期健康診断

年1回の健康チェックを受け、異常を早期に発見。

●運動と食事管理

健康的な体型を維持するため、適切な食事と運動を心がけます。

注意する病気

  • 肥満(関節や内臓に負担)
  • 歯周病(歯磨きとデンタルケアで予防)
  • 各犬種ごとになりやすい病気

性 格

シニア犬は、年齢とともに体力や免疫力が低下するため、より一層のケアが必要です。
快適な老後を過ごせるよう、以下のポイントに注意してケアを行いましょう。

老犬(7歳)のケアと
注意する病気

●定期健康診断

年2回の健康チェックで、老化に伴う病気を早期発見。

●関節ケア

関節炎や骨粗しょう症を防ぐため、適度な運動とサポート。

注意する病気

  • 関節炎(特に大型犬)
  • 心臓病(老犬に多い)
  • 腫瘍
    (特に内臓や皮膚に発生することが多い)
  • 認知症(変化に気づいたら早期対処を)

私たちがお手伝いできること

予防接種 健康診断・検診 病気の治療
目の診療 歯の診療 オンライン相談
手術 訪問診療 トリミング
フード販売 しつけ教室 老犬介護 ペットシッター

手術が不安な方へ

麻酔や手術は100%安全とは言えません。だからこそ、私たちは事前に手術の目的やリスクをしっかりとご説明し、飼い主さまが安心できるよう努めています。また、常に麻酔学をアップデートし、知識と技術の向上に努めています。

麻酔前検査

血液検査やレントゲン検査を行い、ワンちゃんの健康状態を確認します。異常がある場合は、麻酔を中止することもあります。

麻酔処置

  • 麻酔前投与:鎮静剤や鎮痛剤を使い、麻酔導入をスムーズにします。
  • 麻酔導入:麻酔薬で無意識の状態にし、気管チューブを設置して呼吸を管理します。
  • 麻酔維持:吸入麻酔薬を使いながら、手術を実施。心電図や血圧などをモニタリングし、安全を確保します。
  • 麻酔覚醒:麻酔を停止し、意識が戻るまで慎重に管理。しっかり呼吸ができることを確認した後、お部屋で様子を見守ります。

安全で負担の少ない手術を目指し、細心の注意を払って対応いたします。

いぬとの生活でのアドバイス

いぬに適した運動量

犬が心身ともに健康でいるためには、適切な運動と遊びが必要です。運動不足になると肥満や病気のほか、精神面でもさまざまな問題が生じます。必要な運動量は年齢、体重、品種などによって異なります。

運動量の多い小型犬

もともと牧羊犬や狩猟犬として働いていた犬種は、1日2回、1回30分〜1時間程度の散歩が必要です。

[例]
ジャックラッセルテリア、ミニチュアシュナウザー、イタリアングレーハウンド、ミニチュアダックスフンド、ミニチュアピンシャー

運動量の少ない小型犬

1回20〜30分、距離は1〜2km程度がよいでしょう。ただし成犬でも体重4kg以下の場合は負荷がかかりすぎないように坂道は避け、長距離を歩かせないようにしましょう。

[例]
チワワ、シーズー、トイプードル

運動量の多い中型〜大型犬

筋肉量が多い大型犬は、身体能力も高く運動量も多い傾向にあります。散歩時間は1日2回、1回1時間かそれ以上必要です。一部の犬種ではアジリティなどドッグスポーツが適していたり、単調な散歩では物足りずボール遊びや追いかけっこなどをして遊ぶことを好む傾向があります。

[例]
ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、ボーダーコリー、シェットランドシープドッグ、ジャーマン・シェパード・ドッグ、シベリアンハスキー、秋田犬、ボルゾイ、バーニーズ・マウンテン・ドッグ、フラットコーテッドレトリバー

運動量についてのまとめ

必要な運動量には個体差があるので、散歩中、散歩後の様子を見て愛犬にあった運動量を見極めてあげるようにしましょう。食べてすぐの激しい運動は控えましょう。胃捻転のリスクが高まります。また春から秋にかけて、暑い気候が増えていますので、運動は暑い時間帯を避けて、熱中症に注意して行うようにしましょう。

いぬに適した食事のコツ

愛犬の健康を守るため、食事はとても重要です。以下のポイントを参考に、適切なフードを選びましょう。

総合栄養食を選びましょう

●総合栄養食
主食として、水と一緒に与えるだけで必要な栄養を摂取できます。
●一般食
トッピング用で、主食に混ぜて使います。単独使用は栄養バランスを崩すためNGです。
●間食
おやつやご褒美として使用します。
●療法食
獣医師の指示で与える特定の病気向けのフード。健康な犬には適しません。

おやつは摂取カロリーの
10〜20%以内に

おやつを与える分、主食の量を調整しましょう。過剰なカロリー摂取は肥満や病気の原因になります。

良質な原材料の
フードを選びましょう

  • 肉や穀物は「チキン」「ビーフ」など具体的に記載されたものを選びましょう。
  • 合成添加物が多いものは避けるのが無難です。

ライフステージに合った食事を

●子犬期(小型犬10ヶ月、中型犬1歳、大型犬1歳半まで)
高栄養の子犬用フードを1日3〜4回に分けて与えましょう。
●成犬期
(小型犬10ヶ月〜10歳、中型犬1歳〜10歳、大型犬1歳半〜7歳)
肥満に注意しつつ、健康維持に適したフードを選びましょう。大型犬は関節ケアも忘れずに。
●老犬期
消化しやすく、飲み込みやすい食事を用意し、人肌程度に温めるのがおすすめです。 筋力低下や関節への配慮も大切です。

食事についてのまとめ

総合栄養食を基本に、良質な原材料でライフステージに合ったものを選びましょう。間食は1日のカロリーの10〜20%以内に抑え、バランスの良い食事を心がけることが大切です。